沖縄生活

来沖2年目に振り返る

沖縄に来て、あっという間に2年が経ちました。

2014年くらいになんとなく「沖縄いいなー」と思い始め、様々なご縁や家族の事情も重なって、2016年5月に来沖。

引っ越しの日の朝。すでに懐かしい。

1年掛けて準備したこと、沖縄の家族が協力してくれたお陰で、アパートも仕事も見つかって、わりと平穏に移住できたとおもっています。

移住Blogを見て回ったり、観光で来る度に現地の様子を見たり。
調べるほどに不安になるので、できる限りのことをやったなと思った時点でえいやと引っ越してみたのでした。

ポイントは2つで

・仕事を決めてから引っ越す
・知り合いを作ってから引っ越す

でした。

この辺の話はまた別に書くとして。
今回は、引っ越し2年目に振り返る「沖縄に来てよかったこと・困ったこと」です。

■沖縄に来てよかったところ

  1. 通勤時間が激減した
  2. 日照時間が長い
  3. 花粉症が無い
  4. 街が小さくまとまっている
  5. 空と海が本気で青い

沖縄の気候が身体に合ってたんだと思います。
日照時間が長いのは、室内仕事している身としてはかなり大事。気分転換に外に出れば、すぐに眠気も吹き飛びますから。

夏は20時くらいまで明るいので、仕事が終わってから青空の下を散歩する、なんてこともできます。

関東で仕事してると、日光に当たるのって朝、駅まで15分歩く間だけだったりしましたし。これ、メンタルによくなかったです。

あと、花粉症が無い!これ、重度の花粉症だった自分にはかなりでかいメリットでした。2~4月の間、くしゃみ出るし鼻かみ続けるしで、相当しんどかったわけですが──沖縄に来てからは(杉の木が無いからですが)ぴたりと止まりました。仕事のパフォーマンスに影響大だったので、これは助かります。

……ヤシ花粉症(あるの?)とかにならないことを祈りつつ。

森みたいですけど近所の公園です。ヤシの木いっぱい。

僕、那覇市に住んでますが、自動車持ってません。
出かけるときは相方の実家に車を借りるか、レンタカーです。

沖縄は車社会って聞いていて、確かにその通りなのです。
家族で、一人一台は車持っていたりしますし、店舗にはどこも広大な駐車場があります。ライカムのイオンなんて要塞みたいです。

確かに、北部や南部に行くと、自動車必須だと感じました。ゆいレールは空港〜首里までですし、バスは那覇市を出ると本数が減ります。1時間に1~2本コースです。

なのですが、急に人口が増えてきた(ここ数年は、年間3万人ペースで増えているとのこと)ので、自動車の台数も急増して道がパンパンなのです。

特に朝と夕方の那覇市内、58号線と330号線の渋滞は壮絶です。
東京の246号線といい勝負。

なので、2〜3Kmだったら歩いた方が早いです。

自転車、も考えたんですが、

・日差しが強いので、外に置いておくと熱せられてハンドルが持てなくなる
・道が狭いところが多いので轢かれそう(かなり怖い)

というのがあって断念しました。

歩くといっても、仕事場である学校や、お邪魔しているオフィスは徒歩30分圏内なのです。都心で電車に乗る(家から駅に行き、電車を待ち、乗って、降りて、歩いてオフィスに着く)のと大して変わりません。

なにより、ぎゅうぎゅうの満員電車じゃなくて、青空の下をてくてく歩けるわけで、精神的に楽です。

そんなわけで、歩く量が増えました。
で、満員電車という概念は消えました。
※ゆいレールは最近混んできていて、満員電車が味わえてしまうので、僕の移動手段からは消去されています。

ちなみに那覇市は小さくまとまっているので、中心部だったらわりと簡単に踏破できます。これも地味に便利なところ。
那覇市内なら最悪歩けば、どこでも行けますし家にも戻れます。

で、沖縄最大の(個人的ですけど)メリット。

空と海が青い。奥武島の対岸からの景色です。

しんどいことがあっても、疲れまくっていても、この青を見に行けば元気になります。
それも、歩いて行ける距離に海がありますし、ちょっと遠出しても車で下道を1時間ほど走れば驚くほど透明な海に着きます。

これはほんと、他のデメリットを一気に帳消ししてありあまるほどなのです。

 

……で。

もちろん、いいところばっかりではありません。
南国の楽園ではあるのですけれど、それは一面。

生活する上で「うーん」となったのもいくつかあります。

■沖縄に来て困ったところ

  1. イベントごとが少ない
  2. 県外に出るコストが高い
  3. 湿度&気圧に負ける
  4. 宅配便などの送料が高い
  5. 本や雑誌の発売日がずれる

場所柄、荷物が届くのが遅いです。
本土からだと飛行機か船便になるし、東京と1600kmくらい離れてるので当然ですね。
Amazonのお急ぎ便で、発注から5日くらいで到着します。
遠い分、送料も最大(離島料金)です。これも、運ぶのに労力がいるんだから当然ですね。
通販するときはまとめ買いするとか、工夫が必要です。でないと500円の商品に送料2000円になって、当たり前だし理性では理解できてるんだけどなんかもやっとします。

これゆえに、雑誌などの発売日がずれます。
2~3日くらいかなぁ。台風シーズンはさらにずれたり、下手すると一週とばされたりするのでびっくりしました。

これはまぁ、電子書籍を買えば解決する話ではあります。
なるほど、遠隔地だと電子書籍ってこういうメリットもあるんだなぁ、と気づかされました。物体がないから保管が楽、まとめて持ち運べる、のが電子書籍のメリットだと思ってました。
が、物体を運ぶ必要がないのは、遠隔地にとってメリットですね。東京都同じく、発売日に買える。

経験上、一番早いのはレターパック(ライトもプラスも)。横浜の田舎で13時に出すと、翌日の夕方には那覇市に到着していました。
書類とか、あとちょっとした本はレターパックを使ってます。全国送料統一なので、沖縄から発送するにはベストかなっておもってます。

移動にコストがかかるのは人間も同じ。
県内なら問題ないですが、県外に出るには飛行機か船しかありません。船で東京に行く気にはならないので(いつかやりたい)、飛行機一択です。

早割を使えば、片道1万円ちょっと。
お金がかかるんですが、それ以上に体力を使います。日帰り東京出張、可能ではあるんですがもうやりたくない……。

地方都市はどこも同じだと思いますが、イベントごとやライブなどは少ないです。これ、都市圏に住む時のメリットですよね。東京はイベントごとの数が、沖縄と比べて桁違いでしたもん。

最後に気候のこと。
沖縄は南国ですんで、常時湿度が高めです。雨が降るとさらにすごいことになります。壁がしっとり……どころか濡れるレベル。
押し入れに本を突っ込んでおいたりすると、かびたりシワシワになったりしますんで、紙モノやガジェットの保管には工夫が必要です。

しまってあったノートPCの液晶内部がカビてたのには驚きました。

そして気圧。
沖縄は、生まれたばかりの強力な台風が接近します。
910hPaなんてざらです。
僕は気圧が下がると頭痛が起きる体質で、980hPaくらいでふらつくんですよね。なので、沖縄の台風シーズン、朝起き上がるのがしんどくなります。
これは想定外、でした。

台風は1日2日で通り過ぎ、その後はいつも以上に青い空が拡がるんで。
1日我慢して、やりすごしております。これ、いつか慣れるのかな……?

空が広いのも沖縄の好きなところ

──ということで。

沖縄移住2年目の振り返りでした。
合う合わないは、他の土地よりも多くありそうですが……沖縄、いいところですよー!