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スマホを分解する

スマートフォンって便利ですよね。

地図検索できるし、
わからないことはその場で調べられるし、
本が読めるし動画が見られるしゲームができるし、
誰かと連絡も取れます。

もはや存在しているのが当たり前なので、
日用品というか家電に近い存在かなと思っています。

で、ふとスマホの利用ログを見てみると、
1日に3〜4時間画面を見てるんですよね。
パソコンと合わせると10時間は液晶パネルを見つめてます。
ゲーム機も入れるともっとですね。

それが仕事なので、ある程度は仕方ないとして。

最近考えるのは、
自分にとってどうにもならない情報はいらないよねぇ、
入れたくないよねー、ということで。
俗にいうデジタルデトックスってやつですね。

明らかに、自分にとって
入ってくる情報(主にPushされる)が多すぎて、
過負荷になってるのを感じるのです。

とはいえ、いきなりネットを捨てて、スマホを捨てて、
というのもしんどい。

そこで、スマホの機能を分解して持ってみました。

電話とメールがスマホの根っこの機能だから、
そのためにはスマホを持つとして。

カメラ→コンデジ
音楽→DAP
文章作成→ポメラ

と、単機能のデバイスをわざわざ使ってみることにしています。

これが思いのほか良くってですね。

僕のキャパが小さいのが前提ですが、
一つのことをやるのにそれしかできないデバイスだと
集中力が上がるのです。
タイパとか効率と言われるとなんとも言えないんですが、
少なくとも自分の負荷は下がっているのを感じます。

20年前、PDAに「これひとつでなんでもできる」
という夢を見ていたのですが、
実際にそうなってみたらあんまよくなかった。

Palmがそのまま通信機能乗っけたらよかったのかも
しれませんが(それは実現したし売れなかったけども)。

なんでもできるようになった対価として、
広告やら個人情報管理やらクラウドデータの扱いやら、
要するに「自分でコントロールできる範囲」が狭く
なっちゃったのだと思っています。

めっちゃキャパがあって、仕事ができる人であれば
今のスマホも使いこなせて、
かつ、
振り回されることもないのかもしれませんが…

僕はそんなことなかったので、
スローダウンしようかな、と動き始めた今日この頃です。

コントロールを取り戻したい。