ゲーム開発 · 沖縄生活

海風のモーキャプスタジオで

海の近くの仕事場、ってあこがれます。
だって昼休みに、海を見ながらご飯できますし!
そのあと海岸でお昼寝とかも可能。

高校が海のすぐ近くだったんですが、当時は「何もないなぁ」くらいしか感じていなくて。年を重ねてみると、感じ方も変わるんだなっておもいます。

そんなわけで、沖縄県は沖縄市、泡瀬にある CGCG Studio さんにおじゃましてきました。
すごい。なにがすごいって、

オフィスの裏手がすぐ海!

視界いっぱいに空と海が広がります

沖縄の開発会社さんってどこも、ロケーションいいところにある(国際通り近くとか海の見える高台とか……)んですが、CGCG Studio さんはまた別格でした。

で。

那覇から泡瀬までは、バスの31番で2時間弱
……普通は車で行くだろ、と家族からも友人からも言われまくりましたが、ここは敢えてバスで。走行中にポケモンgoできるし。

31番バスは那覇バスターミナルを出発し、開南を経由して330号に出ます。

那覇市で運転するなら58号と330号を把握しておけば問題ない、ってのは家族の弁ですが、その通りだと思います。どうにかなる。

330号を安里まで来たら左折し、泊高橋から58号へ。
そのまま58号を伊佐まで北上します。

伊佐で右折。58号を逸れて、普天間方向へ向かいます。
ここの上り坂の景色、お気に入りです。

伊佐から北谷方面を望む

普天間宮の前を通り、ライカムの前も通り、プラザハウスも通過。
コザの大通りを抜け、高原の市街地を越えると泡瀬に入ります。

さすが長距離バス31番の始発から終点。長い。
終点は泡瀬営業所なんですが、その3つ手前の

安原入口バス停

……で下車しました。
バス停の目の前にハードオフがあり、寄りたかったので。

ハードオフを一通り眺めたあと、徒歩で南下。
1時間ほど川沿いに歩いて、泡瀬の交差点を左折です。

こういう川って沖縄であんま見ない気がします。

曲がったところで、潮の匂いが強くなります。

というか、街全体に緩やかに海の匂いが漂っている感じ。港町です。

泡瀬の中心部はだいぶ開けています。そこを逸れて5分ほど歩くと、昔ながらの沖縄の町並みになります。那覇市もそうですが、沖縄の街はどこもコンパクトにまとまっている感じ。

泡瀬も那覇も、徒歩でちょこちょこ移動するのに便利です。車があると網羅できてより便利、という感じでしょうか。
このコンパクトさを「まとまってて便利」と見るか「小さくて何もない」と見るかによって、印象がだいぶ変わるかなと思います。僕は前者。

10分ほどで道の突き当たりになります。

道の終わり。遠浅の海が広がっています。

上の写真の左に移っている白い建物が、今回の目的地の CGCG Studio さん。
ここは「モーションキャプチャ(モーキャプ)」のスタジオです。

「役者さんの動きをデータ化」して、「そのデータをキャラクターのポリゴンモデルに再生させる」という流れで、ゲーム内のキャラをアニメーションさせる(かなりはしょった言い方してます)ことをしています。
その「動きをデータ化」するために「動き=モーション」を「キャプチャ=捉える、記録する」スタジオです。

モーションキャプチャのスタジオとしては、アジアでは最大規模。
県外からも利用者が訪れるそうです。

実際にスタジオの中を見せて頂きながら、モーションキャプチャのやりかたをレクチャーしていただきました。
スタジオ、アジア最大規模というだけあって広い! 30m四方くらいでしょうか。

天井がものすごく高いのです

役者さんが着るキャプチャー用のスーツや、マーカーと呼ばれる記録用の目印、剣や銃などの小物なども拝見。

キャプチャー用のマイク

マイクは音声を録画するためじゃなくて、手に持って動きを記録するためのもの。ライブシーンがあるゲームも多いですもんね。

モーキャプスタジオ見学の後は、第2スタジオへ。
CGやムービーの制作はこちらでしているとのこと。
社内は綺麗に整理されており、ひろびろとしておりました。

CGCG Studio さんのみならず、沖縄市には開発拠点がいくつもあります。
10年以上続いている安定感と、地元に根付いて活動しているところ、加えて

海と空が綺麗

……という、素敵な会社さんでございました。

CGCGスタジオ株式会社