沖縄生活

気分転換に南のみなみへ

沖縄で仕事、といっても基本的に室内の作業がメインです。
ですので、仕事中は関東で仕事してるのとさほど変わりません。
暑いと言えば暑いですが、エアコン入れちゃいますしね。

とはいえ、ずっとそうやっていると、どこにいるのか分からなくなってきます。

そんなわけで週末──〆切が切羽詰まってないとき──は、相方の実家に車を借りに行ってドライブに出かけます。

高速道路を使うと快適です

引っ越してきたばかりの頃は、北部に行くことが多かったです。

北谷とか恩納村とか許田とか。
観光地ですし、沖縄らしい風景が見られますし。

ただ、北に向かう58号線、330号線はとても混みます。
それで高速道路を使って許田(北の終点)まで行き、そこからのんびりしたの道を走る、なんてこともするようになりました。

それでも最近は許田近辺が激混みなので、もっぱら南にドライブに出かけます。

北部は観光マップに載っているような観光地が多いのですが、南部はあまり「これ!」ってところがまだありません。

ひめゆりの塔近辺は混んでいますが、そこを離れるとどこも静かです。
それに、南部は向かしながらの沖縄の景色が残っているところが多く、車で走っているとのんびりした気分にひたれます。

■いつものコース

海を見て島に行って買い物して、3~4時間くらいで家に戻るかんじ。
南部は北部ほど距離が無いので、気軽にドライブできます。
渋滞にハマることもほとんどありませんし。

で、いつも14時くらいに那覇市を出ます。

というのは、午前中に出発すると、日差しが一番強い時間(13~15時)に目的地に着いてしまい、外を歩くのがしんどいからです。

まずは330号を南下、国場の交差点を越えて、507号に入ります。
津嘉山に入ったあたりから空が広くなって、沖縄らしい風景になってきます。

そのまま道なりに南下し、八重瀬のマックスバリュに突き当たるので、そのT字路を右折。
東風平に入るので、そのままずーっと南へ進みます。
割と広い道路なので分かりやすいです。

15分ほど走ると、あたりがサトウキビ畑になります。
道はかわらず507号です。

那覇市を出て40分くらいしたあたりで、時間によってはご飯を食べに「屋冝家」さんへ。
「一日ばしモータース」という自動車屋さんのある交差点を左折するのですが、ものすごく狭い道です。慣れるまで何度となく通り過ぎました。

サトウキビ畑の中を1分も走ると、看板が見えてきます。

沖縄そばの「屋冝家」さん

土日もオープンしてます。ただ16時と早い時間に閉まるので注意なのです。

文化財の古民家で食事ができるお店で、観光客もそこそこに来ています。
駐車場は10台以上は駐められるので、12時のランチタイムを避ければ並ぶこともなく入れます。

趣ある古民家。「ぼくのなつやすみ」気分です

ここでご飯を食べた後は、507号に戻ってさらに南下。

10分も走るとT字路につきあたり、左に曲がると直ぐに「道の駅やえせ」があります。具志頭(ぐしちゃん)という難読地名の表記が記憶に残ります。

道の駅やえせは、もともと役所だった場所を建て替えていて、できたばかりの新しい建物です。
ここでも食事ができますし、マンゴーなど八重瀬の特産品が購入できます。

道の駅やえせ

道の駅を出て左折、10分ほど走ると、右手に海が見えてきます。
すこし登り坂になって、そのてっぺんあたりで「奥武島」の看板。
そこを右折すれば、離島の「奥武島」に行けます。ここが目的地です。

本島と橋で繋がっており、車でそのまま離島に行けちゃいます。

橋を渡ったら左折し、そのまま突き当たりまで行くと駐車場があります。
島に入ってすぐのところにも駐車場があるんですが、混んでいることが多いのと意外に出づらいので、僕はいつも市場の前に駐めています。

奥武島は、徒歩で20分もあれば一周できる小さな島です。
その中に海岸があり、磯もあり、なにより猫さんがいっぱいいまして、のんびりと過ごすにはとてもよいところなのです。

奥武島へと続く橋。そのたもとにビーチがあります。

この橋からは、地元の子どもが海に飛び込むのを見かけます。
映画みたいだなぁ、とおもっていつも眺めております。

この右手にふ頭と市場があり、車が駐められます。無料です。

いまいゆ市場に向かう猫さん

市場の中では魚や野菜がリーズナブルに買えます。
沖縄らしい青や赤の魚が置いてあるので、見るのも楽しいです。

フィッシュフライサンドと海鮮丼がお気に入り。

買い物しながらふらふらと。

堤防で海を眺めていると、なんとなく猫さんが集まってきます。
何かよこせー!ってわけでもなく、なんとなーく寄り添ってくる感じ。
この実に猫らしい距離感がとても好きです。
猫好きの方は体験してみるのをオススメします。

島の外側の道を歩いて行くと、10分ほどで反対側に出ます。
こちらは外海に向かっていて、やや波が荒いです。

奥武島の南側。磯遊びができます

この海岸の目の前には、名物のてんぷら屋さんがありまして。

大城てんぷら店。人気の沖縄てんぷら屋さんです

店の前はいつも車と人で混雑しています。

入り口で紙に注文を書いて渡すと、早ければ5分くらい、混んでいても20分くらいでできたてのてんぷらが購入できます。
1個60円。

揚げたてのてんぷらは、先ほどの海岸を見ながら食べるとかで。
ここにも猫さんがいっぱいです。

沖縄は日暮れが遅いので、夏期なら19時でも、関東の16時くらいの明るさです。
14時に出発しても、半日はのんびりと旅行気分が味わえる、というわけです。

奥武島の中心部から、本島を望む

19時を過ぎたら島を出て、行きに来た道を戻って。
20時くらいには那覇の自宅に戻ります。

移動距離は50kmもないくらい。
運転の疲れはさほどでもありませんけれど、遠くまで行った気分が味わえます。

観光でも、レンタカーを借りてくれば半日で回れるコース。
おすすめです。