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自分の「取扱説明書」

自分って、コントロールしづらいんだよなぁと思います。

他人をコントロールするのは不可能なので、
せめて自分で自分は……と考えるわけですが、
これがなかなかに難しい。

で、梅原大吾さんがおっしゃってるのを見かけました。
同じように悩んで、
結果「2人の自分を用意した」そうで。

1人目は、やりたいことを持ってる自分。

2人目は、それを実際に行う自分。

で、後者の方が実際にやるから「偉い」。
だから、1人目の自分は、どうしたら2人目の自分に
やってもらえるかを考えるべきだ、という思考です。

さらに、
2人目の自分は、上達したり進歩した実感があれば、
元気でいられるのではないか、と。

なるほど。

これって、自分の取扱説明書を作るみたいな話です。

取扱説明書には、
その製品の使い方、使うときの注意事項、
調子が悪いときの対応方法などが書かれています。

これの「自分バージョン」を用意すればいいわけです。

そしたら、
気分が乗らないときにどうすれば動くのか、とか
心が凹んでるときになにすればいいのか、とか
2人目の自分に動いてもらうためにやることが分かる。

では、どうやって取扱説明書を作るかは、
ぐうぜん、神野オキナさんの小説講座で
自分の取扱説明書の話になりました。

それは「記録する」こと。

仕事とかやりたいこととか生活とかを毎日記録して、
どういう日に進みがいいか、悪いか、を
後から見直すのです。

そしたら、
進みがいい日にやったことは自分にとっていいことでしょうし、
進みが悪い日に起きたことは避けた方がいいんでしょう。

食べるもの、見るもの、聞くもの、なんでも。
自分が調子が良くなるものは増やして、
悪くなるものは減らしたり避けたりしていく。

さっそくやってみたところ、
僕はこれが合ってるなーと思ってます。

合ってるというのは、
何でも言語化すると腹落ちするなー、ということで。

人生の後半に向けて、
自分の取扱説明書を再整備しよう、という今日この頃なのでした。